【基本編】就活の身だしなみ・就活メイクをマスターしよう
就職活動において、面接官に与える第一印象を左右する身だしなみのチェックは欠かせません。
アピールできる資格や学歴を持ち合わせていたり、履歴書を丁寧に書き上げたのに、身だしなみでマイナスな印象を持たれてしまってはもったいない結果となりかねません。
面接官も人間なので、長い時間を同じ場所で過ごすかもしれない部下は、身だしなみがきちんとしていて清潔感のある人を採用したいと思うのは当然です。
今回は面接官に好印象を与えられるように、正しい就活メイク・身だしなみについて学んでいきましょう。
男女共通で押さえておきたいポイントと、男女それぞれで気を付けたほうがいいポイントを解説していきます。
【男女共通ポイント】
①髪型・髪色
②スキンケア・メイクで肌を整える
③目薬で目の充血を取る
④眉・髭・顔の産毛の処理
⑤リップクリームを塗る
①髪型・髪色
髪型は全身の中でも目に入りやすい重要な部分です。
真面目で爽やかな印象を与えられるよう、明るすぎる色は避けて、前髪は顔の表情がよく見えるように短く切るか、流してください。
面接官は就活生の後ろ姿までしっかり見ているため、男性は襟足はシャツの襟にかからない長さまで切ります。
まとまりにくい髪質の場合は、ワックスやヘアオイルを使ってまとめるといいでしょう。
つけ過ぎるとガチガチに固まってしまったり、ベタベタになってしまい、不自然に見えてしまいますので鏡を見ながら適量をつけるようにしてください。
②スキンケア・メイクで肌を整える
女性はスキンケア・メイクをしている方も多いと思いますが、就活の面接時には、男性でもスキンケアを行うのがおすすめです。
極端に乾燥して粉を吹いていたり、油で顔がテカテカしていると清潔感が感じられず、身だしなみへの配慮が足りていないと思われる可能性があるためです。
メンズスキンケア広告の影響で、男性は脂性肌のイメージがあるかもしれません。
しかし、乾燥しすぎて肌表面を守ろうとして脂を出しているというインナードライ状態の人もいます。
このように肌タイプを見極めるのはなかなか難しいことです。
パッと見で乾燥していると感じる人は保湿ケアをして、脂はあぶら取り紙で油分を取り、それでも油分が出てくるようならパウダーなどで抑えると良いです。
女性は職種によりますが、さらにメイクをする必要がありますので、後半で詳しく解説していきます。
③目薬で目の充血を取る
インターネット社会の現代は、画面の見過ぎで目が充血している人も多いのではないでしょうか?
目が充血していると「昨日徹夜したのかな…」などの不健康そうなイメージを持たれてしまうかもしれませんので、鏡で身だしなみをチェックした時、目もみるようにしてみてください。
目薬を選ぶ際には、血管収縮剤が入った充血を改善してくれるものを選びましょう。
ただし、目に負担がかかるので常用はNGです。
④眉・髭・顔の産毛の処理
顔の中の眉・髭・産毛は印象を大きく左右する重要なポイントです。
眉は自然に元ある眉毛を活かして処理をしましょう。
剃刀などで処理をするのも良いですが、処理をしたことがない・上手くできる自信がないという方はプロにお任せして、アドバイスをもらうのも良いでしょう。
男性の場合、ファッションで髭を生やしている人も多いかと思いますが、就活で髭をはやすことはおすすめしません。
おしゃれだなという印象を持たれるよりも、むしろ自分自身のアピールばかりで周りに合わせられない協調性の無い人という印象を与えてしまう可能性があるためです。
髪型と一緒で、髭も剃ってくれる床屋や美容院で整えてもらうと、より自信がもてるかもしれません。
また、産毛を処理すると、顔の印象がパッと明るくなったり、メイクのノリが良くなったり、スキンケアの浸透が良くなったりしますので、眉と髭を処理する際に産毛も意識してみるといいでしょう。
⑤リップクリームを塗る
リップクリームも重要な身だしなみです。
乾燥する時期には唇が切れて血が出てしまうこともあり、そのままにしておくと「身だしなみに無頓着なのかな」という印象を与えてしまいます。
リップクリームは普段から持ち歩いて定期的に塗り直しましょう。
唇の血色がない方は、男性でも色付きリップクリームを塗ることをおすすめします。
ほんのり色が付いているだけでも健康的で生き生きとしたイメージを面接官に与えることができます。
①から⑤のポイントをしっかり押さえておくと、面接官に好印象を与えられる見た目ができあがるでしょう。
以下からは、女性の就活メイクについて解説していきます。
【すっぴんはNG?】
就活中はメイクをするのが当たり前という風潮がありますよね。
メイクをしていないと採用担当者から「社会人としてマナーがなっていない」と思われるのではと考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、受ける職種によってすっぴんでも大丈夫な場合もあります。
医療・福祉系、工場などの衛生管理を徹底している職種は、業務中にマスクをしていることも多いため、すっぴんでもマイナスにならないこともあります。
ただし、それ以外の職種については、フルメイクをする必要はありませんが、面接時に健康的な印象を持ってもらえる程度にはメイクをするのがおすすめです。
以下からは、
・就活シンプルメイク
・就活フルメイク
をご紹介していきます。
【就活シンプルメイク】
普段からメイクをしないという方は、まずは下記にあげるベースメイクを押さえておくといいでしょう。
①化粧下地を塗る
化粧下地にも、保湿してくれるものや顔色をコントロールしてくれるもの、ラメなどで艶感を足してくれるものなど色々あります。
健康的な印象を与えたい場合は、ピンクかイエローかオレンジのコントロールカラーを塗るのが良いでしょう。
②コンシーラーでクマやニキビなど気になるところをカバーする
クマやニキビなどの肌トラブルは最低限カバーすることをおすすめします。
メイク慣れしていない人にとってはリキッドコンシーラーの扱いが難しいと思いますので、サラっとカバーできるパウダーコンシーラーが良いでしょう。コンシーラーは自分の肌にあった物を選びましょう。
自分で選ぶのが難しい場合は、デパートのコスメカウンターなどでプロに選んでもらうのもおすすめです。
③フェイスパウダーを塗る
自分の肌質によって塗るか塗らないかは決める必要がありますが、基本的にビジネスの場では肌の質感はキラキラとした艶っぽさよりはマットな方が望ましいです。
④眉毛を描く
自眉がしっかり生えている人は描く必要がありませんが、自眉が薄い、剃り過ぎてしまったという方は描きましょう。
ペンシルアイブロウで描くとナチュラルメイクの場合だと浮いてしまうという方は、パウダーアイブロウを使用して描いてみるのもおすすめします。
⑤ナチュラルなリップを塗る
唇の血色がないのは不健康そうなイメージを与えてしまいます。
リップを塗る際は、自分の顔色に合う薄めのピンクが良いとされています。
【就活フルメイク】
普段からメイクに慣れているという方は、をしないという方は、就活においては下記を意識するようにしてみてください。
①ファンデーションは素肌感を重視して
ファンデーションの厚塗り感は若さに欠けた印象を面接官に与えてしまうためNGです。
しっかり肌トラブルを隠したいときは、下地やコンシーラ―を使用して、気になる部分だけをカバーしてファンデーションを塗るようにしてみてください。
気になる部分を隠すために、同じファンデーションを何回も塗ると厚塗り感が出てしまいます。
②アイメイクはブラウン・グレー系でナチュラルに
アイメイクは、最低限でいいでしょう。
もしどうしてもしていきたいという場合は目立つ青やピンクなどの色は使わず、なるべくまぶたのくぼみになじむようなブラウンやグレー系を使用します。
③チークやリップで明るい印象に
チークやリップは必須ではありません。顔が白くて不健康に見える場合などに、血色をプラスするイメージで使用しましょう。
濃くなってしまうと、若々しさに欠けた中年の女性のような印象になったり、派手なイメージを持たれてマイナスに働いてしまう可能性があります。
【メイクアップ用語】
慣れない方は、下記のメイクアップアイテムのはたらきも参考にしながらメイクアイテムを揃えてみてください。
・ベースメイク
化粧下地…化粧ノリや持ちを良くする
ファンデーション…肌の欠点をカバーし、肌の色をより美しく見せる
フェイスパウダー…ファンデーションの艶を抑え、自然な肌の色に仕上げる
・ポイントメイク
アイブロウ…眉を整えると顔が引き立ち、きちんとした印象を与える
アイシャドウ…目元を印象的に見せる
アイライナー…目元をくっきりと引き立てる
マスカラ…まつ毛を濃く見せ、目元に深みを与える
チーク…頬に色みをプラスし、肌を明るく健康的に見せる
リップ…口元を魅力的に見せる
【まとめ】
以上、正しい就活メイク・身だしなみについて解説してきました。
慣れないと少し大変そうに思えるかもしれませんが、その後の日常生活にも活かせることも多く、習得してしまえば一生役立つことも多いです。
ぜひこの記事を参考にして身だしなみをチェックをし、就活に挑んでください。